重労働だった農作業のアルバイト
40歳を目前にすると、体力の衰えを感じるものです。若い頃には簡単に出来ていたことが、今は全く出来ない…そう感じることが増えます。20代の頃には体力勝負のアルバイトをたくさんしました。その中に人参の収穫があります。私の住んでいる徳島県は、洋人参の栽培で有名です。従って3月頃からは大量の求人が出るのです。ハウス栽培ですから、まずはビニールを撤去することから始まります。ぬかるみに足を取られながら、重い鉄パイプを何本も運ぶのです一本5㎏ですから、かなりの重労働になります。人参の収穫は機械がやってくれるのですが、機械が入れない箇所は人力です。これもかなり力を要するのです。
同じようにサツマイモと大根の収穫も経験しました。不思議なのは、なぜあんなに体力があったのだろうと思う点です。部活動と苦学生であったことが、働くモチベーションになっていたのだと思います。諸先輩方と話をすると、必ず言われる言葉があります。それは「若い頃は楽をしてはいけない!」との言葉です。当然、自身が若い頃には理解出来ませんでした。しかし、40歳を目前にした今なら言葉の意味を噛み締めることが可能です。体力を使ったアルバイトの経験が、今に生かされているのです。